デメリット

【保守管理費】

費用

屋上緑化と壁面緑化は、緑化施工と植栽の保守管理に費用がかかります。 緑化に伴って建築物の重量が増加すると、建物の構造強度を上げなければなりません。 壁面に負荷がかかるような緑化は強度の足りない壁では行えません。 そのために改装をしなければならない場合もあり、また耐震性に対しても考慮をしなければ ならないので建物コストが高くなります。 またネットやワイヤーなどを設置する場合は、初期費用にそれらの費用や固定する部品など の費用も発生します。

【植物の世話】

植物の世話にはコストだけでなく手間も必要となります。 水を撒いたり枯れた部分の入れ替えなど、当初の計画以上に予想を超えるコストが必要と なる場合もあります。 植物が上手く生長しなかったり時間がかかったり、計画していたのとは違って思わぬ方向に 伸びることもあります。 生き物の世話ですので、手間がかかるのは覚悟しておきましょう。

【害虫駆除】

葉っぱには害虫などの虫が付くことも多くなります。 窓から見える部分は特に気になるでしょう。 薬品などで虫の発生を抑えることも出来ますが毎年散布を行う必要があります。 しかし都市部では近隣とのトラブルを避けるために、無闇に薬品を散布することは控えて、 害虫が発生した場合だけにしましょう。 壁面緑化は虫が苦手な人には向かないかもしれません。

【景観の維持】

緑化には建物管理と植栽管理両方が必要になりますが、植栽の保守管理がうまくいかないと 街並みの景観が損なわれてしまいます。 街の景観を維持するためにも、メンテナンスの手を抜くことはできません。